ひかるKunのちょうどのおとうふ

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■『野球・早稲田』これ我が青春6■

 そんな寝られない日が過ぎ、いよいよ本番。今年は早稲田、法(学部)・商(学部)・教(育学部)・社(会科学部)と4つ。

 

 法、手ごたえなし、一歩後退。商、あった。しかし、予備校の解答速報を見て採点すると、去年の最低点にいかない。ウウ、早稲田が遠のいた。あんだけやったのに何でダメなんや。やっぱり試験はからくりや。できた奴は落ち、できなかった奴は受かる。この世はどうなっている。まだ落ちたかわからないのに、予備校の先輩(二浪)とくやしいと言って泣いていると家から電話。オヤジ曰く、「2回や3回落ちたぐらいでガタガタ言うな!二浪せ!」何とありがたいお言葉。よし言葉に甘えて、もう一年やってみよう。でもまてよ、教育・社学はどうなった。そや、まだあと二つ残っている。そや、まだチャンスがあった。寝床で本を見ていると、隣では、幼なじみが笑顔でスースー鼻息立てて寝ている。彼はもうD大に合格。早稲田もまあまあ。何か自分が本にかじりついているのがバカらしくなり、「何で俺だけがこんなことしなあかんのや。やめた。」教育、社学の試験を終え、一路福井へ。新幹線の中で富士山を見ながら出た歌が、『受験生ブルース』。「おいで、みなさん聞いとくれ・・・」ええい、このまま九州でも行こうか。福井に帰った翌日から来年を目指して勉強。臥薪嘗胆。1週間が過ぎ、いよいよ発表。心の準備はできていたため、“法・商落ちた”の友達からの電話には動揺しなかったが、当然受かると思ったその友達も落ちたから、そちらの方がビックリ。やっぱり試験はからくりや、タタリや。

 

 残りは教・社。落ちてもかまわん。とにかく来年をめざして勉強や。そこへ、いとこ(商学部、武高OB、一浪)が発表見に行こうと誘いに来た。気が乗らない。東京まで行って落ちてたら。しかし、強い説得に負け、しぶしぶ東京へ。やはり教育もだめだった。残るは因縁の社学一つ。二浪を覚悟したものの、あと一つとなると気が高ぶる。翌日、雨の中を傘をさしさし大学へ行くと、すでに掲示板の前には人で黒山。それを見たとたん足が金縛り。「わるいけど見てきてくれんか。」そういって受験票を渡し、ただ天に祈るのみ。“ああ、早稲田天神様。どうぞ私を入れてたもうれ”人事を尽くしたが天命は待ちたくない。そして、何故か気が遠くなっていった。どれくらい経ったのか、今でもさだかでない。側に彼が戻っていた。彼曰く、「手続きに行こう。」「なんやって?」「手続きに行こう。受かったんや」「本当!?」あとはどうなったかおぼえていない。気がついたら、いとこの肩で泣いていた。どうにか落ちつき、おそるおそる掲示板へ。「あった13903、受かってる・・・。」

 

 

〜THE END〜

 

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 いとこが先に合格発表を見に行ってくれた時に彼はガックリと肩を落として帰って来た。その姿を遠くから見て進ちゃんは「あ゛〜〜〜ダメだったのか」と思ったとか。。

 

 一芝居うったいとこの肩に泣き崩れた進ちゃんの不安と安堵の交錯した気持ちが手に取るように分かる。

 

 その場には居合わせない私だけれど。。相当泣いたことだろうと思う。

 

 よく泣く 進ちゃんなのである(゜o゜)

 

 これで笠島進一の合格体験記は終わり◎

 

 

パートさんのタマちゃんの手作りチーズケーキ♪

みっちりで美味しい◎

 

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受験生の心理状態は如何なものか

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何だかドキドキして読んでいました。
それにしてもオヤジさん、本当に太っ腹ですね〜

こういうふうに自分史を残すのもいいですね。
私には大して残すものはないけれど・・。

京都[ ひなた ] 2010/10/19 20:24:29 [ 削除 ] [ 通報 ]

ひなたさん♪は、作品が残せるからいいじゃないですか!
絵がお上手な方が遥かに羨ましいです!!

[ ひかママ ] 2010/10/19 21:11:32 [ 削除 ] [ 通報 ]

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■『野球・早稲田』これ我が青春5■

 予備校で知り合った友達に英語実力アップ秘伝をおそわり、その日から実行。

 

  まず、辞書片手に授業の予習。わからなかったら辞書を引きまくる。1行あけるごとに訳を書く。翌日、予備校で赤ペンを持ち、先生の訳と自分の役の比較。
まちがったら書き直す。要するに添削。初めはノートがまっ赤。3日目にいやけがさし止めようとしたら、友達におこられ踏み止まる。それからというもの、朝起きると英語で始まり、英語で終わって寝る毎日。ひょっとして寝言が英語になったかなと、下宿の隣の奴に聞くが、“まだ日本語や”と言われ、ガックリ。

 

  ほとんど一日、英語でつぶす時間から、わずかな時間を見つけだし古典を現国にあてる。古語を覚えるのはナンセンス。自分のご先祖さんが使った言葉が子孫の俺らにわからんはずがない。1回読む、わからん。2回目、わからん。3回目・・・。読書百遍、読んで読んで読みまくれ、わからんかったら、訳を覚えて、読み直せ。そうしたら、古語がわからんのに前文の意味がわかってきた。そうか、これが古文の勉強か。頭のいい奴は古語を知らん。そうか体で覚えるんか。そうやったら英語も同じや。同じ人間が話すことがわからんでどうする。“読書百遍おのずから通ず”これや。


 英語の勉強は文法か英作か?ちがう、解釈や。英語の力は解釈の力、解釈の力は単語の力。単語は現役の時やったから、あとは解釈や。解釈をやれば文法も英作もできる。そう悟った日から、文法・英作の授業は出ず、ひたすら解釈。ええっと、このbutの意味は?これはここにかかって・・・。どうしてもわからないと友達にくいつき、ひたすら予習・授業・復習の繰り返し。

 

 2,3ヶ月経ったある日、解釈コンプレックスが突然なくなった。このごろ英語がおもしろい。butに『しかし』のほかに『only,except』の意味があるなんて知らなかった。すこしずつ目が開いていく。

 

 そうして11月に戻ってきた模試は、英語65、国語55、社会35。
やった!自分の考えにまちがいなかった。これを高校の時やっていたら今頃は・・・。

 

  しかし今は12月、もうあと1カ月英語をやりたいが、計画通り今度は、社会だ。
高校、予備校とずっと社会の偏差値は35だったが、入試の前日までには70にしてやる。 とは言ったものの、入試が終わって8ヵ月、ほとんど忘れているから先が不安だ。でも、ここまで来て弱音を吐いたら水のあわ。あともう少し。

 

  早稲田の社会は、答えは教科書に8割載っているが、教科書だけでは背景が足りん。そこで、山川の用語集を教科書といっしょに暗記。赤本で調べ、出ない時代(昭和など)は一切せず、ただ出る所を繰り返し暗記。

 

 1日13時間近く暗記ものをやると頭がおかしくなる。そうなると必然的に目が窓にゆき、外をながめる。白い雪がヒラヒラ落ちてくる。あっちいったりこっちいったり。なんか自分の気持ちみたい。

 

 そう思えたとたん、近所中を声を出しながら走りまくった。

 

〜to be continued〜

 

---------------------------------------------------------------------

 

 この合格体験記を読んで、おちこぼれクンが奮起して志望校に合格して行ったというのが分かるような気がしてきた。受験生は特別な心理状態にある。彼らの共感を得た体験記だったのかも。

 

 神経質な笠島進一。高校時代は「なぜカラスは黒いんだ?」「なんで1+1=2なのだ」と考え始め気がふれそうになり友人たちが心配したという。受験生・浪人生時代は、回りの人にはさぞ奇人変人に映ったことだろう (゜o゜)

 

 

 

ひかるKunの先輩の絵だよ◎

 

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受験勉強のしかた 目が開いてくるとき
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■『野球・早稲田』これ我が青春4■

 「なんで俺を落とすんや。早稲田は何しとる。」そんなしょげている時に、オヤジ曰く、「1回、2回落ちたぐらいでガタガタ言うな浪人せえ!」ありがたい。おまけに「入学金百万でも早稲田受かったら入れてやる。」ああ何という寛大さ。親あっての俺なんや。そんな時も時、友達に紹介された女に心を奪われ、結婚を申し込むがふられガックリ。大学にふられ、おまけに女にまで・・・。ひょっとして今年は俺の厄年かなとバカなことを言いつつ、京都の予備校へ。その頃からタバコ・酒・パチンコといろいろ覚えた。「なんで早稲田は俺を落とすんや。」などとアホなことを言い、勉強はするものの、フラフラしていた。と、「じいちゃん死んだ即帰れ。」の電話。朝一番で福井へ。家に帰ると、何も言わずただ横たわる祖父の顔を見ていたら急に今までフラフラしていた自分が情けなく思え、「絶対、早稲田に受かってやる」と決意を新たに京都へ。

 

 そしてまたもや猛勉。しかし成績は全然ダメ。偏差値は英語40、国語40、日本史35。どうしてあがらんのか。高校の時と変わらんやないか。こんな成績で受かりっこないのに、早稲田、早稲田とギャーギャー騒ぎ、皆んなに笑われるのもあたり前。よし、来年早稲田はいって俺を笑った奴をみかえしてやる。そこで考えたのが、3教科で何が大事か。社会はやればあがる。国語はある程度あがるがこれは先天性。そうなると英語や。私文の力は英語や。とにかく英語に力をいれてみよう。それで来年の入試の前日までの計画・心構えを決める。11月の終わりまで英語と国語。社会は現役の時に教科書をつぶしたから12月から。赤本で調べ出ない所はやらない。出た場合は両手をあげよう。要領よくやること第一!そう決めたのが夏がすんだ9月。

 

〜to be continued〜

 

 

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女にタバコにお酒にパチンコ 一体 なんという浪人生や!

 

私が父親だったら。。ボコボコだね。。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

合格体験記だから つっこみどころは そこではないんだけれども。。

 

もし親に経済的な援助してもらえなかったら。。

 

自分で学費稼いででも早稲田に行きたかったのだろうか。。(゜o゜)

 

聞いてみたいところだが。。

 

彼の人生は、その時は親の愛と経済的な援助があったのだから。。

 

それでいいのか。。

 

 

あの時、もし〜〜だったら。。なんてことは 人生にはないんだよね◎

 

 

 

これは昨日の文化祭で ひかるKunのお友達ケンちゃんが売り歩いていた絵はがき。中学部の生徒さんたちが牛乳パックで紙漉をしてつくったもの。思わずハートにクラクラしたよ♪

 

ひかるKunのちょうどのおとうふ

 

 



受験生の秋 浪人生の秋
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若かりしひかパパに会いにきました(笑)

昔の親ってすごいですよね〜
私の自分の父母はすごいなぁ〜・・と今になって思います。

京都[ ひなた ] 2010/10/17 21:00:32 [ 削除 ] [ 通報 ]

ひなたさん♪

ひかママも両親には感謝してもしきれないです。姉妹三人とも私立でおまけにみんな寄宿舎生活をしていたのですから。。教育費はどんだけ〜〜!みたいな状態です。

[ ひかママ ] 2010/10/17 22:00:38 [ 削除 ] [ 通報 ]

可愛い可愛い^^〜〜〜♪
パステルカラーで優しい香りがしそうです

って・・・ひかママさんお久しぶりって最近こればっかりですね

明石・加古川・姫路[ ポケットパークのポケパ ] 2010/10/18 23:04:37 [ 削除 ] [ 通報 ]

これを見て佐田まさしの「主人公」という歌を思い出しました。
「あのとき〜もしもだなんて〜あなたは嫌ったけど〜」ってフレーズがあるんです。
私の大好きな歌の一曲です。

[ あんあん ] 2010/10/19 20:03:32 [ 削除 ] [ 通報 ]

ポケパさん♪お久しぶり〜ヽ(^o^)丿
絵葉書 可愛いでしょ? ポケパさんのツボでしょ? でしょ?笑

[ ひかママ ] 2010/10/19 21:01:52 [ 削除 ] [ 通報 ]

あんあんさん♪

「主人公」聴いてみました。。正にこの歌のように。。
「もし〜〜だったら」ということ、時々 思うことがあるよね?
そんなことなかっただろう。。と思うことまで妄想したり(笑)します。。(゜o゜)

[ ひかママ ] 2010/10/19 21:08:23 [ 削除 ] [ 通報 ]

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■『野球・早稲田』これ我が青春3■

 小さい頃から、早稲田の角帽と野球に憧れ、男なら早稲田、女は慶応と心に決め、早く角帽をかぶり「都の西北・・・」を歌いたかった。実際に大学は早稲田と東大しか知らなかった。10月下旬、早大野球部の知人を慕い、学校下見と早慶戦観戦を兼ね、学校をさぼり上京。不慣れな東京で、地図を見ながらやっとの思いで早稲田へ。目の前には、夢にまでみた大隈候銅像。ずっと向こうには大隈講堂。感激!伊吹信介も五木寛之も高瀬春菜も皆んなここを歩いたのだろう。翌日、神宮で早慶戦。母校の勝利のために、球場全体が揺れる。1点はいるごとに皆んな総立ち。隣の学生に肩を抱かれ、さも早稲田の学生の顔をし「都の西北・・・」と一番は歌えるものの二番からはとぎれとぎれ。「チクショー。来年はいって全部歌ってやる。やっぱり俺の来る所は早稲田しかない。」断固決意。

 

 福井へ帰るや猛勉。しかし成績はいつもビリ。年が明け、なんだかんだと騒いでいるうちに受験シーズン到来。志望校は早稲田。先生は学部で大学を決めろと言うが、名前で決めてもいいやないか。田舎の国立出に早稲田の良さがわかってたまるか。皆んな、政経イコール早稲田と思うが、早稲田は政経だけとちがう。社学も二文も早稲田や。頭のいい奴がいい大学へ行くのはあたり前。俺みたいなアホが早稲田ねらってもいいやないか。これぞチャレンジ精神。それで社学一本と決めるが、外野がうるさく義理で二文を併願。

 

 しかし、社学以外受ける気なし。勉強は自分なりに精一杯やった。これで落ちたら働こう。働く気もないのに受験。手ごたえあり。しかし、結果は「ワセダシャガクオチタ。」ク・ク・ク・・・。

 

〜to be continued〜

 

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 ひかママは、中学から大学まで一貫教育を受けたので、入試は経験したものの、普通の受験勉強をしたことがなかったので揺れる受験生の心はわからない。

 

 しかし、ひかパパのこの文章を読んでいると擬似体験しているような気分にもなる。というか笠島進一がどういう人間なのか分かりすぎるので、まるでその時そこに居合わせたかのように感じる。

 

 この合格体験記を読んでいると、矛盾している表現が沢山あるのだけど(笑)目指しているところが一つだからヘンな説得力もある。

 

 今、一日中一緒に仕事をしていても。。ホントに朝令暮改人間。

 

 周りの人間は、彼がどこを見定めて仕事をしているか理解していないと、本当に振り回されて疲れて終わりなのである。一緒に同じトコを見つめていないとやっていけないのである。

 

 man of 朝令暮改

 

 

 

今日は、養護ガッコの文化祭だったんだよ◎

 

ひかるKunのちょうどのおとうふ

 

 

 

 



朝令暮改 都の西北
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私も小学校受験したものの、その後は推薦でエスカレータで大学まで。
早慶戦もしっかり見てきましたよ。
しかも私が応するチームは必ず負けるというジンクスが。。。
でも「都の西北・・・」私も何故かうたえま〜す・

[ あんあん ] 2010/10/17 11:28:13 [ 削除 ] [ 通報 ]

あんあんさん♪ 私も中学受験だけ。受験勉強の苦しみ?を知らないので、人間的に中途半端なような気がしていましたが、寄宿舎生活という人とは違った苦労を経験しているので帳尻は合うでしょう。(゜o゜) 

早慶戦では、早稲田の学生になっていましたね♪都の西北」も好きなんだけれど。。「紺碧の空」のほうが。。ひかママは好きなのです♪

[ ひかママ ] 2010/10/17 14:31:17 [ 削除 ] [ 通報 ]

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■『野球・早稲田』これ我が青春2■

 そうこうしているうちに1年が過ぎ、高校生活2回目の夏が来た。今年も例のごとく高校野球が始まった。同じ年の奴が、何もかも忘れて泥んこになってプレーする。そんな姿を見ていたら、急に自分が情けなく思えた。勉強するからと野球をやめたものの、成績はちっとも変わらない。あげくのはてに野球をやることもできない。このまま卒業したら俺はだめになる。一生悔いが残る。ちかごろ、監督にバットを持って追いかけられる夢ばかり見る。俺は自分から逃げとるんと違うかな。そや、高校野球は今だけしか、やれんのや。そや、今しかできんのや。よし戻ろう。勉強なんか、もうどうでもいい。俺には両立なんかようできん。あと1年しかないけど野球に賭けよう。そう決心し親に言うと、母曰く「ビリでもいいから赤点だけ取らずに3年間で卒業しなさい。」 

 

 そうして部に戻ったのは2年秋。残暑がきつかった。実に1年近く悩み続け、やっと暗いトンネルから出ることが出来た。クラブに戻り野球に賭けた1年はアッという間。成績の方は、やはりクラスでビリ。でも、野球をやったことに悔いはない。

 

 さあ、明日からは勉強や。予選で敗けた次の日から気分を新たに勉強。そして、最初に開いた本が原仙の『英標』の1番。5分、10分、20分、外はギンギン暑いのに、顔の色は時間に反比例して青くなる。

「なんやこれは!」わからん。全然わからん。わからん単語があったら、前後から推測せよというが、俺の場合は、全文でなく1行に3,4個もわからん単語がある。前後から推測しようにもわかるのはhaveとかandぐらい。どうしよう。また時間が経ち、気がついたら部屋じゅう歩き回っていた。あせるな。落ちつけ。今一番やらなあかんことは?文法か英作か!やらなあかんのは解釈力をつけることや。でも解釈の基礎、英語の基礎となるべき単語がわからんのでは話にならん。今やらなあかんのは、単語を覚えることや。よし覚えよう。そう決め、やっといつもの自分に戻り、豆単の赤字(2000)を1日100覚えようとノルマを決める。朝33個、昼33個、夜34個。一日中単語、単語。紙にボールペンで書いて書いて書きまくる。まっ黒になったらポイ。何でこんなことやらなあかんのや。ウウ頭が痛い。でも、やらんと次のことができん。よし、あと少しあと少し。

 

 あっという間に天王山たる夏が過ぎた。夏が天王山?笑わせるな。天王山は試験の前の日までや。この夏やったことは、単語(2000)暗記それのみ。原仙50題やって、試単覚えて、日本史は江戸まで・・・。ああ、計画は失敗するためにあるのか。済んだことは仕方ない。もう1回計画の立て直し。

 

                              

〜to be continued〜

 

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 笠島進一の姿は、今も変わらない。何かに集中すると人も寄せつけない一種の妖気みたいなものがあるのだ(笑)

 

 彼の集中力は、この受験勉強のときに培ったのかと思ったこともあったけれど、彼の場合は違う。内に秘めたタパス(熱)みたいなものがあって、これは天性のものだと私は(最近)思うようになった。

 

 

 

ひかるKunのちょうどのおとうふ」も彼のタパスから派生したものかも。。?

 

 

 



受験 集中力
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「英標」懐かしい!この中から大学入試に問題が一部出て私は受かりました・・・。同じ教材を使っていても、出たことに気づかない人は落ちました・・・。

新宿[ みー ] 2010/10/16 8:38:14 [ 削除 ] [ 通報 ]

ひかパパの顔を思い出しながら読んでました。
なるほどぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!
なんて、にやにやしながら(笑)

京都[ ひなた ] 2010/10/16 19:31:20 [ 削除 ] [ 通報 ]

みーさん♪
出題されたことも気付かないということは、「英標」を持っていただけで勉強しなかったということなのかな?参考書だけをもっているだけで安心しちゃうんですね。。きっと。。笑

ノウハウだけ知ってそれで満足しちゃう大人っていっぱいいますよね(゜o゜)

[ ひかママ ] 2010/10/16 23:08:48 [ 削除 ] [ 通報 ]

ひなたさん♪
是非、最後まで読んでくださいね!
ひかパパ像があぶりだされて来ます^m^

[ ひかママ ] 2010/10/16 23:10:50 [ 削除 ] [ 通報 ]

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■『野球・早稲田』これ我が青春1■

 昭和49年、甲子園出場・早稲田大学進学を夢み、早稲田実業高等学校を希望するが、成績が足りず断念。急遽、名門武生高等学校普通科へ入学。当然、入学と同時に野球部へ。

 

 昔、甲子園出場4回と輝かしい伝統を持ちながら、このところいつも一回戦ボーイ。いまや潰れかかっているなどと聞いていた野球部なのに、世間の噂とは大違い。練習のきついのきつくないのったらそれはもう死にそう。ましてチビの僕にとっては毎日が地獄の生活。家で勉強は一切せずじまい。しないのではなく疲れ過ぎてできなかった。それで勉強を朝に変えてはみたものの、低血圧のために起きれず、それになんと言っても、元来勉強は嫌いという意思も強く働いてか、練習以外はいつも寝っぱなし。ちまたで言うクラブと勉強の両立など考えている暇などなかった。こういう状態だから成績など良い訳がない。

 

 そのうち一ヶ月が過ぎ、担任に呼び出され、「お前、この分じゃ大学どころやない。進級できんぞ。」と怒鳴られ、おまけに足に青あざを付けられ最後に一言「クラブやめろ。」ああ、なんという言葉か。この世に生を受けて15年、今、最大のピンチ。ただでさえ神経質で気の弱い性格なのに、こんなことをいわれたものだからますます考え込み「俺、3年間もあんな練習ようもたん。もし進級できんかったら物笑いのたねや。」弱気の上に弱気な考え。今から考えると、人の意見に左右されず、自分の思った通りにすれば良かった思うが、15の歳ではまだまだ子供。

 

 結局、成績が上がったらまた戻ると約束し休部。好きな野球をやるからにはと、いやいや机に向かう。それにともない成績もあがった。さあ、約束どおりクラブに戻ろうと思いきや、もどる勇気がない。自分の想像がつかないほど神経過敏になっていた。

 

 「成績があがったんやから野球やろう。」「でも、あんな辛い練習やったらまたもとのもくあみやぞ。」頭の中で2人の自分が盛んに討論。それから毎日、朝から晩まで時計の振り子のように、もどろうかもどるまいか、やろうかやるまいか、そんなことばかり考え、気がついてみたら成績はいつのまにか元通り。ええいどうしたらいいんや。

 

 

〜to be continued〜

 

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ひかパパの合格体験記をいざキーボードで打ち出すと。。

 

文章に勢いがありすぎてどこで切っていいのかさっぱりわからない。。(ー_ー)!!

 

 

ひかるKunのちょうどのおとうふ」 



大学受験 進学校
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■『野球・早稲田』これ我が青春〜まえがき■

 

 これは私の母校、福井県立武生高等学校の合格体験記です。

 

 毎年夏、その年現役で大学に合格した者の中から在校中、特に優れ東大に合格したとか、勉学とスポーツを両立させ医学部に合格したとか、云わば模範生とされる生徒20人くらいが選ばれ本に成り在校生ひとりひとりに与えられるものです。

 

 ではどうして浪人を経験した私が特別寄稿と称し書くことになったかというと、これを読んでもらえればわかるように、私は高校時代、真に勉強のできない劣等性、且つ名門校の汚点でした。

 

 現役時代、早稲田を受けるというと担任は“おまえみたいなアホは受かりっこない”と目をむき、予想通り落ちると“そらみたか”おまけに“浪人しても早稲田はともかく社学(社会科学部)でさえ受かりっこない”そう言うのです。

 

 でもその担任の予想を破り、今度は合格したから彼はビックリ仰天!“ひとつのことを思い込んだ人間は恐い。何か後輩のために一筆”と泣いて頼まれた結果がこれです。

 

 中学時代はまぁまぁであったのに、高校入学と同時に落ちこぼれと化し光の当たらなかった自分にとってこれ(合格体験記)に載せてもらった事は実に名誉なことです。

 

 旅の会(早稲田のサークル)の文集にこんなものを載せるのは何やらピントはずれかとは思いますが、読んで頂ければ、カサシマという男がどんな人間か今まで以上にわかって頂けると思います。飽きもせず最後まで読んで頂ければ幸いです。

 

 昭和53年10月24日 PM11:59 高円寺の下宿にて

 

 

 

※この「まえがき」は、ひかパパこと笠島進一が19歳の頃に書いたものです。野球がやりたくて早大を受験したにもかかわらず、合格し入学して何故か入ったのは旅のサークル!? そのサークルの文集に載せる文章を考えるのが面倒で、合格体験記をひっぱりだしてきたんだと思うのですが (これは ひかママの思いですけどね)。。。



早稲田大学 合格体験記
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以前大まかに聞いたことはありますが楽しみにしています

[ しろべぇとしろちゃん ] 2010/10/14 16:58:59 [ 削除 ] [ 通報 ]

しろべぇ♪としろちゃん♪
以前にお話したことがあったのでしょうか?
19歳の進ちゃんの文章ですが、今もあんまり変わりませんね(゜o゜)

[ ひかママ ] 2010/10/14 20:54:10 [ 削除 ] [ 通報 ]

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全国の保育園・幼稚園・学校給食・病院給食などで愛されて800万食!「ひかるKunのちょうどのおとうふ」を、色々なエピソードをまじえて皆さんにご紹介したいと思います◎
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