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金賞

「平成24酒造年度 金沢国税局 酒類鑑評会」の結果報告です。

漢字ばかりで読む気が失せますので、スペース、かましてみました。

平成24酒造年度というのは、平成24年7月から平成25年6月までを差しております。

金沢局というのは、北陸三県を管轄しており、今回は59製造者から吟醸酒、201点が出品されたそうです。

この酒類鑑評会とは、国税庁の金沢局が主催するもので、全国になると、国立醸造試験所の後身である、独立行政法人「酒類総合研究所」が主催するものになります。

この2つは同じような鑑評会ですが、審査の基準や方法が変わりますので、結果も異なります。

もともと、各蔵元の技術向上のために行われ始めたもので、この結果が市販酒とイコールにはなりませんので、技術を持っている証明程度のものとお考え下さい。

では、我らが「池月」も入賞しました、平成24酒造年度の結果を。

「平成24酒造年度金沢国税局酒類鑑評会 優等賞受賞者一覧」

富山 富山 富美菊酒造株式会社 羽根屋 羽根 敬喜
高岡 有限会社清都酒造場 勝駒 上島 健一郎
魚津 皇国晴酒造株式会社 幻の瀧 桑原 敏明
砺波 立山酒造株式会社 立山 堅田 知徳
加藤 智明
若鶴酒造株式会社 若鶴 籠P 信幸

石川 金沢 株式会社福光屋 福正宗 板谷 和彦
七尾 鳥屋酒造株式会社 池月 柳矢 健清
御祖酒造株式会社 ほまれ 横道 俊昭
小松 株式会社加越 加賀ノ月 杉本 淳一
輪島 宗玄酒造株式会社 宗玄 坂口 幸夫
源 徹
松任 菊姫合資会社 菊姫 桑田 正彦
株式会社小堀酒造店 萬歳楽 佐藤 静雄
株式会社車多酒造 天狗舞 岡田 謙治

福井 福井 黒龍酒造株式会社 黒龍 畑山 浩
常山酒造合資会社 常山 栗山 雅明
舟木酒造合資会社 北の庄 野尻 和徳
武生 片山酒造株式会社 関西 片山 達夫
畠山酒造株式会社 雪きらら 畠山 拓也
小浜 株式会社わかさ冨士 わかさ 半崎 征勝
大野 株式会社一本義久保本店 一本義 藤原 悟
有限会社南部酒造場 花垣 日置 大作
真名鶴酒造合資会社 真名鶴 泉 惠介

残念ながら、今回、入賞には至らなかった蔵元さんでも、美味しいお酒はたくさんあります。

これが全てではないことだけ、お気に留めて置いて下さい。

でも、貰えると嬉しい名誉でもあります。

特に、お気に入りの蔵元さんが入っていますと、自分が誉められたような気分になります。

さて、今晩は、祝杯だね。


いや、金賞取れなくても、毎日、祝杯してるけどね。

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何十年物

今回のご質問は?

「ワインに良く何十年物とかあるけど、日本酒にはないの??」

というものです。

日本酒にも有りますよ、古酒というのが。

日本酒の業界は、7月1日から翌6月31日までを、1酒造年度としております。

ですから、6月31日を越えて、酒造年度を跨いだお酒は、厳密にいえば、古酒として扱われます。

ちなみに、もう1年酒造年度を跨いだものは、古古酒と呼ばれます。

ただ、厳密にいえばということで、皆さんがイメージする古酒、それこそ、何十年物とかいうのとは、感覚的に異なっているでしょう。

そう、まさに間隔的に。

こういうギャップが多過ぎるんですよね、この業界は。

で、本題の何十年物ですが、日本酒にも、10年古酒、20年古酒とかいうのも、無いわけではないんです。

皆さんが抱いている一般的な古酒のイメージは、次のようなものでは、ないでしょうか。

黄金色や琥珀色、深いルビーレッド、カラメル様の甘い香りや、ナッツを思わせる香ばしい香り、とろみのある濃醇な甘さ、スッキリとキレのある苦味。

なんか、ワインの話をしてるような、てか、日本酒もワイン同様、熟成?していくのです。

で、このような古酒になると、飲み頃というのも存在するようです。

3〜5年、7〜8年、10年越‥。

不思議な事に、谷間があるんだそうです。

これは、私も感じたことがあります、何年か寝かしていると、感応的には波打ったりするんですよ。

ワインでは、こういうのは、余り聞いたことがないんですが。

大昔は、日本酒にも、何年物という観念があったそうで、尊まれていたそうです。

近代になって、諸事情もあって、日本酒というと1年物のようにイメージされるようになりましたが。

それだけ、スピードアップしてきたのでしょう、何事も。

機会があれば、悠久の時を感じる、日本酒の年代物を楽しんでみるのも、また一興でしょう。

ただ、全ての日本酒が古酒に向くわけでもないので、お気をつけ下さい。

あ、これは、ワインも同じですね。


なんか話が、尻切れトンボになっちゃいました
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あらばしり

槽搾りには、俗に「あら・なか・せめ」と申しまして、性格には「荒走り・中汲み・責め採り」(あらばしり・ながぐみ・せめとり)というのがあります。

だから、どんな性格やねん!

漢字、これであってる?という性格。

槽(ふね)でお酒を搾る時、酒袋にモロミを小分けして積み上げるのですが、積んでるそばから、積まれていく重さで、お酒が搾り出されてきます。

積む積む。

最初は、酒袋の網目が詰まっていないので、白く濁った液体が流れ出て、徐々に目が詰まってくると、透明な液体へと変化していくのです。

詰まる詰まる。

通常は、最初のオリを含んだ白濁した部分は一度ハネて、再度、槽に掛けることになります。

いわゆる、つまはじきですね。

次第にお酒は透明に近くなり、テンプンやら酵母やら、お米の細かい組織やら、香りも強く旨みも多い液体が流れ出てきます。

この部分を「あらばしり」と言い、一般的にはオリの絡んだ、うすにごりのお酒になります。

完全に透明になってきた部分を、「なかぐみ」といい、香りも程よく味も程よく、一番綺麗なお酒になるといわれる部分です。

ここまで、何の手も加えずに流れ出るわけですが、この後、酒袋を積み替えて、重しや圧をかけて、最後の仕上げに入ります。

濃縮?された酒袋から搾り出されるお酒には、味の成分がより濃く含まれるといわれます。

この部分が、「せめとり」となります。

通常は、この三つの作業は連続して行い、1本のタンクを搾り終えるわけですが、目的の部分だけを抜き取る場合もございます。

今回の、池月「みなもにうかぶ月 ふな掛 あらばしり」が、それに当たります。

   http://www.morisyuho.jp/cargo/f-Iminamoarabasiri.htm

意外にパンチの効いた「あらばしり」、思わず目頭が熱くなるほど繊細な「なかぐみ」、味わい深く飲み応えのある「せめとり」。

あら、バシッと、涙ぐみ、せめてあと一杯、夜の闇がもう少し深くなるまでと瓶を取り。


あらしぼりと、ちゃうよ、あらしばりよりは、マシだけど。
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ふな掛

今回のご質問は、

 

「『ふな掛あらばしり』って何ですか???」

 

というものですが、実はこれは、「ふな掛」と「あらばしり」の二つの言葉がくっ付いておりますので、まずは「ふな掛」のご説明を先に。

 

日本酒を搾る道具の一つに、「槽(ふね)」があります。

 

これです→

 

文字通り、いや、見た目通り、船のような長方形の箱です。

 

こちらに、お酒のモロミを小分けして、酒袋に詰めて。

 

酒袋は、9ℓほどが入る小さな木綿や、ナイロンなどの袋。

 

仕込みの大きさで、700個もの袋が必要になったります。

 

それを手作業で、行儀良く並べていきます。

 

もちろん、一段や二段で済むハズでもなく。

 

もりさん、一段や二段で済む腹でもなく。

 

って、ほっとけ!

 

最終的には、上部に木枠を積み足しますので、人の背丈をゆうに越えたりする場合も。

 

夏色のナンシーですね。

 

 

で、丸二日ほどかけて、ゆっくりとお酒を搾っていきます。

 

最初は、酒袋に入ったモロミ自身の重さで、お酒が流れ出るのですが、終盤には、圧や重しをかけて、出来るだけ搾り切ります。

 

ま、それでも、ヤブタと言われる自動搾り機に比べれば搾りが甘く、全てを搾り切るには至りませんが。

 

槽口(ふなくち)より、ちょろちょろと流れ落ちる新酒。

 

思わず、猪口を差し出したくなる光景ですが。

 

♪濃いかなぁ Yes 濃いじゃなーい Yes

 

♪甘いかなぁ Yes 甘いじゃなーい

 

♪風が吹くたび 手元も揺れるー

 

♪そんな 飲み頃ねー

 

いや、飲んじゃいかんやろ。

 

てか、こぼしたら、バチがあたるやろ。

 

無事、出荷されるまで、お待ち下さい。



槽口(ふなくち)は垂れ口(たれくち)とも言われます
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酒蔵

おはようございます。

朝起きて、辺り一面の銀世界に思わず、「うそっ!」と、つぶやいてしまいました。

ま、大したことありませんので、昼には消えると思いますが。

さて、今回のご質問ですが、

こんにちは!

「二週間後に、池月の蔵元である鳥屋酒造を見学に行きます♪

 どんなところに注目して見学したら良いですか??

 蔵見学を楽しむ秘訣など教えて欲しいなぁ♪」


ですよね。

まぁ、初めて蔵に入る方には、どれも新鮮に写るでしょうし、見るもの全て、不思議な道具に思えるでしょうし。

酒蔵で昔から使われている道具というのは、先人の知恵が詰まっているわけで、その理由ひとつ聞いても、「へぇ〜!」と感心させられることが多いです。

基本的には、経験によって培われたものですが、今の技術的根拠に照らし合わせても、理に叶っているようです。

お時間が取れるようでしたら、昔の道具の話なんかも聞いてみると、面白いかも知れません。

私個人的には、酒蔵のあの、一種独特の非日常のような静けさというか、張り詰めた緊張感が好きです。

意外に、音が響くんですよ。

で、静かなのに、見えない動の気配がするんです。

やはり、酒蔵というものは神聖な場所であり、不思議な力が備わったところだと。

柳矢杜氏を始め、社長や専務は気さくな方なので、柔らかい口調でお話下さるでしょう。

そのお話に耳を傾けながら、あの雰囲気を体で感じてきて下さい。

まさに清酒「池月」のように、柔らかくもあり、背筋がピンと張ったようでもあり。

想像するだけで、わくわくしてきちゃいます。

ああ、私も行きたいなぁ。


社長も杜氏も男気のある方で、池月にもそれが‥。
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